ヒトは太古より微生物とうまく付き合い、生活を豊かにしてきました。微生物というと病気や腐敗といった負の面が注目されがちですが、実は食品や医薬、環境浄化などの広い分野で多くの恩恵を微生物から受けて続けています。最先端の分野においても無限ともいえる微生物の多様性を利用し、医薬、機能性食品の開発など様々な分野で研究が行われています。
応用微生物学研究室では私たちの生活を豊かにするために微生物の力を利用する研究を行っています。例えば微生物由来の有用な酵素の開発、微生物がつくる有用物質の探索、農業分野への応用を目的とした微生物と植物の相互作用機構の解明など、小さな微生物のもつ大きな力を私たちの生活に取り入れるための研究を行っています。
主な研究テーマ
- 1.メタノール資化性菌を中心とした微生物と植物の共生および相互作用に関する研究。
- 2.植物生育促進活性を持つ微生物(PGPB)の有効利用と生理活性物質の解析。
- 3.乳酸菌を用いた機能性食品・化粧品素材の発酵生産。
微生物より抽出した酵素の活性測定
微生物の遺伝子配列解析
微生物の植菌と培養
京都曼殊院の菌塚 全国の微生物研究に関わる人々が訪れます。