皆さんは「植物」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか？観葉植物や花壇などは私たちを癒してくれますし、森の中を散策するとリフレッシュすることができます。また私たちが食べるお米やパン・野菜は植物なので、人間にとって重要な存在であることは間違いありません。このような植物が実は動物細胞とほぼ同様の細胞内構造を持ち、似たメカニズムで生きていることはご存知でしょうか？さらに細胞レベルのみならず、植物そのものも動物と似た感覚を持っています。例えば植物は光の強さや色の違いを感じ、温度変化や匂い、触ったものの違いも感じ取ります。植物はこのような感覚によって周囲の環境を感じ、その環境に合った最適な形や大きさへと成長していきます。
植物生理学研究室ではこのような私達が普段気付かない不思議な植物の性質を見つけ、そのメカニズムを明らかにしようとしています。
主な研究テーマ
- １．植物の動きと成長メカニズムの解析
- ２．植物の環境応答メカニズムの解析
- ３．植物の遺伝子発現制御メカニズムの解析
- ４．植物細胞機能（物質生産能等）の利用に関する研究
植物の組織培養
コンフォーカル顕微鏡
細胞レベルの顕微鏡イメージング解析
シロイヌナズナ変異体(左)と野生型(右)
