19世紀のドイツ文学・文化についての研究を行なっていますが、現在の研究対象は主に次の二つです。
(1)ドイツの詩人ハインリヒ・ハイネ(1797-1856)は、フランスにおける七月革命の後、1831年にパリへ移住(亡命)し、ドイツ・フランスの相互理解を目指して文筆活動を続けました。ハイネと同時代人たちの交流に焦点をあてて研究しています。
(2)1800年前後のドイツ・ベルリンにおいて主にユダヤ人女性たちの主宰するサロンが隆盛を見ました。ここにおいて見られるドイツ人・ユダヤ人の共生関係の諸相について研究しています。
主な研究テーマ
- 1.ハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine)研究
- 2.共同研究として、文学上のモデルネ(近代)の成立と展開についての研究
若きハインリヒ・ハイネハイネも学んだボン大学
ハイネ作品の翻訳